ショートカットは、iOS、iPadOS、macOS Monterreyで今秋リリース予定の、使いやすく優れた自動化ツールです。ショートカットには2種類あり、それぞれ異なる使い方ができます。ショートカットアプリ内でショートカットを作成したり、Siriショートカットを有効にしたりできます。
ショートカットとSiriショートカット
Siriショートカットは通常、Siriで起動する1つのショートカットアクションで構成されます。 通常のショートカットはユーザーが独自に作成するもので、10個から100個以上のアクションで構成できます。重要なのは、Siriショートカットは開発者がアプリ内で提供できるということです。
アプリ内に「Siriに追加」ボタンが表示されている場合は、タップするだけで追加できるショートカットがあらかじめ用意されています。例えば、配達アプリでは、「配達状況を確認」「配達内容を確認」「配達を追加」などのSiriショートカットを追加できます。Siriという名前が示すように、これらのショートカットは音声で起動します。「Hey Siri、配達内容を確認して」と話しかけると、ショートカットが実行されます。
Appleはショートカットアプリ内でSiriショートカットを提案してくれます。ギャラリータブには、「自動化の提案」や「アプリからのショートカット」といったセクションがあります。これらは、2分間のタイマーを開始したり、Appleマップを使ってよく行く場所までナビゲートしたりするなど、デバイスが認識した、ユーザーが定期的に行うアクションです。
つまり、Siriショートカットはより自動化されているのに対し、通常のショートカットはユーザーが手動で作成します。通知でSiriショートカットの候補が表示されることもあります。
